目次
1. ブラック企業から解放!退職代行とは?
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近年、さまざまなハラスメントや長時間労働などの問題が社会問題となっている中、
心身ともに追い詰められ退職に追い込まれる人が増えています。
そのような状況で新たな選択肢として注目されているのが「退職代行」サービスです。
- 会社に退職の意思を伝える
- 退職手続きをサポート
- 自力での退職が難しい人にとって大きな助け
退職代行とは、自分の代わりに退職の意思を伝えて手続きをサポートするサービスです。
退職交渉や手続きに負担を感じている人にとって大きな助けとなります。
2. 退職代行のメリットとデメリット
メリット
- 退職へのハードルが下がる
退職代行業者が間に入ることで「会社に自分から退職の意志を告げる」という、
最も精神的負担がかかることを代行してくれる。
これが最大のメリットとも言えます。 - 苦手な上司に会わずに退職ができる
退職することを直接上司に話すのは勇気がいるし、なにより気まずい…
パワハラ、セクハラ、いじめを受けている場合は、そんな上司や同僚と顔を会わせることなく退職ができる。
心理的ストレスを抱えることがなくなる。 - めんどうな手続き一切不要
「退職代行の依頼」「必要な書類の準備」「料金の支払い」
依頼する時はこの3つをやるくらいで、他の退職に伴うめんどうな手続きを全て代行してくれます。
時間と労力を大幅に節約することができる。 - すぐに会社を退職できる
その日のうちに退職に関する手続きへ動いてくれる。
退職手続きと平行して有休や欠勤の交渉も可能なので退職日まで出勤する必要がなくなる。
デメリット
- 費用がかかる
退職代行サービスには数万円~数十万円の費用がかかり、経済的な負担が大きくなる可能性がある。
しかし退職代行を利用することで精神的ストレス、心理的ストレスから解放される。
その代行の手続きにかかる費用は有給休暇を使用することで相殺できる可能性も高いので、
費用対効果は想像以上に大きい。 - 会社との関係悪化
退職代行を利用すると上司だけでなく、同僚や後輩との関係が悪化する可能性がある。
なので退職後も関係性を続けたい仲の良い同僚や後輩には、前もって退職することを伝えておきましょう。
- 退職後サポートが少ない
転職支援や退職後のサポートは少ない場合があります。
退職後の生活設計を事前にしっかりと立てておきましょう。 - 悪質な業者が存在する
近年では退職代行を利用する人が急増しているため、それに目をつけた悪質な業者も増えてきている。
悪質な代行業者に依頼してしまうと退職できないだけでなく、追加料金や料金先払い後に連絡が取れなくなるケ
ースもあるのでくれぐれも気を付けましょう。
3. 退職代行を利用すべき人、すべきでない人
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非常に便利な退職代行サービスですが、
「こんな人にはオススメ、こんな人にはオススメしない」があります。
まずはこんな人にはオススメ、すぐにでも利用すべき人を紹介します。
- 上司(会社側)が退職の話を全く受け入れてくれない
- 入社したばかりで社歴が浅く退職を言い出しづらい
- 精神的、肉体的ともに限界
- 責任感が強くひとりで悩みを抱えてしまう
- 今すぐにでも辞めたい
上司(会社側)が退職の話を全く受け入れてくれない
「退職届を受け取ってもらえない」「人が足りないから」など聞く耳を持たず、
退職したいけどズルズルと伸ばされ仕事を続けてしまうケース。
退職することは決まっている中で、上司との会話や会社にいる時間は苦痛でしかありません。
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労働者は民法第627条 第1項によって守られてるよ!
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。(民法第627条 第1項)
引用元:民法627条 第1項
入社したばかりで社歴が浅く退職を言い出しづらい
入社したばかりの期待と希望に満ち溢れた20代にありがちですが、
「入社したばかりなのに」「気まずい」「馬鹿にされる」
など感じる人もいるでしょう。
友達や家族などにも「もう辞めるの?」なんて言われたり思われたりと考えると心苦しいです。
退職代行を利用する人のほとんどが真面目な人です。
真面目な人ほどひとりで悩んでしまいがちな傾向があります。
あまり思い詰めたりしないで積極的に利用しましょう!
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LINEで無料相談もできるよ!
精神的、肉体的ともに限界
- 今の会社が原因で精神的に病んでしまった。
- 今の会社が原因で体を壊してしまった。
こんな会社に2度と行きたくない人は退職代行を利用することを強く検討するべきです。
今すぐにでも辞めたい
辞める意志は自分の中で決まっている。しかし自分で退職を伝えた場合、
「引継ぎをしろ!」だの「無責任だ!」など無駄なストレスと無駄な時間を過ごしてしまいます。
辞める意志が決まっているが、辞められない何かしらの理由がある人、
自分で退職に持っていくのが難しいのなら
1秒でも早く、遠慮せずに退職代行を利用することをオススメします。
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即日退職、当日退職ができるよ!
次は「こんな人にはオススメではない、利用すべきではない人」を紹介します。
- 円満退職したい
- 退職代行のリスクを理解してない
- 費用が払えない
- 家族に連絡がいくのが嫌
- 公務員
円満退職したい
退職代行を利用することによって、少なからず上司や同僚との関係がギクシャクしてしまうことがあります。
退職すると聞いた周りの人間から冷たい視線を送ってくる人もいるでしょう。
もちろんですが自分自身で退職を伝えられる人は退職代行を利用する必要はありません。
退職代行のリスクを理解してない
退職代行を利用すると会社に行くことなく退職することになります。
会社の人からすれば「突然いなくなった人」となり、同僚や上司が「お前がいなくなったせいで大変だ!」
など、少なからず迷惑をかけてしまいます。
中には「違約金を請求される」「嫌がらせや脅迫をされる」などと、トラブルに発展する可能性も少なからずあります。
社員1人辞めたところでそんなことをするブラック企業やブラック上司はそんなにいないと思いますが、
万が一、違法な請求をされたり嫌がらせや脅迫された場合には弁護士や警察に相談しましょう。
費用が払えない
退職代行の料金相場は種類にもよりますが、だいたい25,000円~です。
決して安い金額ではないので「辞めるのにそんなにお金とるの?」「払うぐらいだったら自分でやったほうがいい」と思う人は利用しないほうがいいでしょう。
家族に連絡がいくのが嫌
せっかく第三者の退職代行を利用したのに、家族に退職の連絡がいく可能性があります。
退職代行では会社に対して家族に連絡しないように伝えることはできても、強制できるわけではないからです。
なので会社によっては嫌がらせとして家族に連絡をする場合があります。
とはいえ対策としては、家族に前もって退職することを伝えておけば何も問題はないです。
公務員
公務員、自衛隊などの人は一般企業で働く人とは扱いが異なります。
公務員は国や自治体が対応することになり、民法ではなく地方公務員法や国家公務員法になります。
職員の休職、復職、退職及び免職は任命権者が、この法律及び人事院規則に従い、これを行う。
引用元:国家公務員法 第61条
そのため退職代行は介入することが出来ず、退職できない場合がほとんどです。
4. 退職代行の種類は?
ひとくちに退職代行と言っても3種類あります。
・弁護士事務所
・合同労働組合
・民間業者(弁護士監修なし)
それぞれの違いは表のとおりです。
項目 | 弁護士事務所 | 合同労働組合 | 民間業者(弁護士監修なし) |
---|---|---|---|
運営主体 | 弁護士 | 労働組合 | 民間企業 |
費用相場 | 5万円~10万円 | 3万円~5万円 | 1万円~3万円 |
サービス内容 | ・退職意思伝達 ・退職手続き代行 ・会社との交渉サポート ・未払金の請求 | ・退職意思伝達 ・退職手続き代行 ・会社との交渉サポート | ・退職意思伝達 |
強み | 法的な知識と経験が豊富 | ・労働組合法に基づいて代理交渉が出来る ・弁護士のような職務規定が無いため時間がかからない | ・安い ・簡単 |
弱み | ・高額 ・弁護士職務倫理規定で詳細ヒアリングが必要 | 法的な知識、経験不足 | |
対応力 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
メリット | 法的なトラブル回避 | 安い | |
デメリット | 費用が高い | 違法性高くトラブルが起こる可能性がある |
ご覧の通り民間業者は費用は抑えられますが、トラブルが多いのでオススメはしません。
結論:合同労働組合の退職代行を使えば問題ありません。
余程のことがない限り、弁護士事務所を使う必要はないですし、
合同労働組合でも十分に会社との交渉をサポートしてくれます。
さっさと辞めたいのに高い料金を払い、時間と労力を使って会社と戦う必要はありません。
5. 失敗しないための注意点
- 業者選びは慎重に
先ほども話した通り合同労働組合を利用することをオススメしていますが、
労働組合か弁護士の業者を選ぶことです。
労働組合や弁護士の退職代行者は有給消化や未払い賃金の請求をあなたに代わってできますが
民間の退職代行業者は交渉や請求をあなたに代わってやることが出来ません。
退職の意志を伝えることしかできないのです。
もちろん労働組合と弁護士の業者は民間の業者と比較して費用が高額になります。
しかし、万が一に備えて労働組合か弁護士の業者を選ぶことをオススメします。
- 口コミや評価を確認する
各業者のホームページを見ることはもちろん、今では利用者がSNSからも評価しているので、
SNSからも情報収集できます。
さまざまな情報を調べて、信頼できる業者かどうか判断しましょう!
- サービス内容・費用確認
退職代行業者は3種類ありますが、サービスに見合った費用をしっかり確認するようにしましょう。
6. まとめ
改めてメリットをおさらいすると
・退職へのハードルが下がる
・苦手な上司に会わずに退職ができる
・めんどうな手続き一切不要
・すぐに会社を退職できる
自分で会社へ退職の意志を伝える、交渉するのが億劫、迷惑かかりそうなどの悩みを抱えている人は
ぜひ退職代行サービスのご利用を検討してみてください。
すべてはあなたの幸せな未来のために。